Ninja Foodi(ニンジャ フーディ)エアフライヤーオーブン徹底レビュー|米国発の多機能調理家電は本当にオーブンレンジの代わりになるのか

揚げ物の仕上がり、多機能性の実力、お手入れの手間、国内メーカーのオーブンレンジとの違いまで本音で解説します。
はじめに:揚げ物は「油はねと後片付けが面倒」だから避けてきた
自宅で揚げ物を作ると、油はねの掃除、大量の油の処分、そして揚げている最中の付きっきりの見張りなど、想像以上に手間がかかる。
そんな理由から、揚げ物は外食やお惣菜に頼りがちになっていたという人は多いはずだ。
自分自身も、唐揚げが食べたくなるたびにスーパーの惣菜コーナーに足を運ぶことが、いつしか当たり前の習慣になっていた。
そんな中、SharkNinjaが展開する多機能調理家電「Ninja Foodi」シリーズが、少量の油で揚げ物のような仕上がりを実現できるエアフライヤー機能を中心に、個人の料理ブログで頻繁に紹介されているのを目にするようになった。
この記事では、Ninja Foodiのエアフライヤーオーブンモデルを実際に自宅で使用した経験をもとに、揚げ物の仕上がり、多機能性の実力、そして国内メーカーのオーブンレンジとの違いまで、包み隠さずレビューしていく。
「揚げ物は面倒」という思い込みが、実際にどこまで覆されるのか、正直な視点で確かめてみたい。



Ninja Foodiとはどんな製品か
Ninja Foodiは、掃除機や美容家電でも知られる米国SharkNinjaが展開する調理家電ブランドだ。
エアフライヤー機能を中心に、オーブン、トースター、脱水機能まで、複数の調理方法を1台に統合した多機能性が最大の特徴になっている。
「少ない油で揚げ物のような食感を実現する」というエアフライヤーというカテゴリ自体は複数のブランドが手がけているが、Ninja Foodiはそこにオーブンレンジ的な機能を組み合わせることで、キッチン家電の統合という独自のポジションを築いている。
ラインナップと価格帯
Ninja Foodiには、機能・容量の異なる複数のモデルが展開されている。
- コンパクトエアフライヤー:エアフライ機能に特化したシンプルなモデル。価格帯は1万円台〜
- エアフライヤーオーブン:オーブン機能も統合した、より大容量のモデル。価格帯は2万円台〜3万円台
- 多機能クッカー(圧力鍋機能等も統合):エアフライ、圧力調理、スロークックなど複数の調理法に対応したモデル。価格帯は3万円台〜
「2万円以上の家電」という条件で見ると、エアフライヤーオーブンクラスがちょうど該当するボリュームゾーンになる。
今回のレビューでは、家庭での使用頻度が高いエアフライヤーオーブンモデルを中心に使用感をお伝えする。
開封〜初回使用までの流れ
箱を開けると、本体、トレイ、ラック、バスケット、簡易説明書が同梱されている。
想像していたよりも本体サイズが大きく、キッチンカウンターに設置するにはそれなりのスペースが必要だと感じた。
初回使用時は、初期加熱(慣らし運転)を行うことが推奨されており、これを済ませてから実際の調理に入るという流れになる。
実際に使ってみて感じた「良い点」
① 少ない油でも揚げ物のような仕上がり
実際に使ってみて最も驚いたのは、揚げ物の仕上がりだった。
鶏の唐揚げを作ってみたところ、大量の油を使わずとも、表面はカリッと、中はジューシーに仕上がり、通常の揚げ物とほとんど遜色ない食感を実現できた。
家族に食べさせても「これ、揚げてないの?」と驚かれるほどの仕上がりで、正直なところ自分自身も最初は半信半疑だっただけに、その完成度の高さには驚かされた。
② 油はねの心配がない気軽さ
エアフライヤー調理は、密閉されたバスケット内で熱風を循環させる仕組みのため、揚げ物特有の油はねが一切ない。
これまで揚げ物を敬遠していた最大の理由が解消されたことで、揚げ物メニューへのハードルが大きく下がった。
コンロ周りの壁や床を油汚れから守るために神経を使っていた日々から解放されたことは、想像以上に大きな精神的なゆとりをもたらしてくれた。
② 複数の調理モードによる汎用性
エアフライ、ベイク(オーブン)、ロースト、トーストなど、複数の調理モードが搭載されており、揚げ物以外にも幅広い料理に対応できる。
朝はトースト、夜はロースト料理というように、1台で様々なシーンに活用できる汎用性の高さは、実際に使ってみると想像以上に便利だった。
キッチン家電が増えることに抵抗があった自分にとって、この「1台で完結する」という発想は、置き場所の悩みを減らしながら調理の幅を広げられる、理想的な選択だったと感じている。
③ 予熱の早さ
一般的なオーブンレンジと比較して、予熱にかかる時間が短く、思い立ったときにすぐ調理を始められる点は、日々の食事作りにおいて地味に大きなメリットだった。
「あと少し早く決めておけばよかった」と後悔する場面が減り、献立を決めるタイミングにも余裕が生まれるようになった。
④ お手入れのしやすさ
バスケットやトレイが取り外し可能で、食洗機対応のパーツも多い。
揚げ物調理後の油汚れも、専用のフッ素加工により比較的簡単に拭き取れる点は、日々のお手入れの負担を大きく減らしてくれた。
以前は揚げ物をした後の鍋やコンロ周りの掃除に時間を取られていたが、その手間が大幅に短縮されたことで、料理そのものに対する心理的なハードルまで下がったように感じている。
正直に書く「気になった点」
① 本体サイズが大きく設置スペースを取る
多機能である代償として、本体サイズはそれなりに大きい。
キッチンカウンターの限られたスペースに設置する場合は、事前にサイズをよく確認しておく必要がある。
② 動作音がそれなりにする
内部でファンが高速回転する仕組み上、動作音はそれなりに大きい。
静かな環境での使用を重視するなら、この点は考慮しておいた方がよいだろう。
③ 大量調理には向かない場合がある
バスケットの容量には限界があるため、家族の人数が多い場合、複数回に分けて調理する必要が出てくることがある。
④ 慣れるまで加熱時間の見極めが必要
食材や量によって、最適な加熱時間・温度設定は変わってくる。
最初のうちは、レシピを参考にしながら試行錯誤する期間が必要だった。
⑤ 焦げ付きやすい食材への注意
熱風が強く当たる構造上、パン粉をまぶした食材など、焦げやすい食材は途中で様子を見ながら調理する必要がある。
揚げ物の仕上がりを徹底検証する
実際に、唐揚げ、フライドポテト、天ぷら風の野菜など、複数の揚げ物メニューに挑戦してみた。
いずれのメニューでも、表面のカリッとした食感は、想像していた以上に本格的な揚げ物に近い仕上がりだった。
一方で、衣がとても厚い天ぷらのような料理では、通常の揚げ物と比較するとやや軽い食感になる傾向があり、完全に同じ仕上がりを求めると、多少のギャップを感じる場合もあった。
とはいえ、日常的な食卓で作る揚げ物メニューの多くは、このエアフライ調理で十分満足できる仕上がりになるというのが、実際に何度も作ってみた上での結論だ。
オーブン機能としての実力
エアフライ機能だけでなく、ベイクモードを使ったグラタンやローストチキンなども試してみたところ、一般的なオーブンレンジと遜色ない仕上がりを実現できた。
予熱の早さと相まって、平日の忙しい夕食準備でも、気軽にオーブン料理を取り入れられるようになった点は、生活の質を確実に向上させてくれた変化だった。
「今日はオーブン料理は時間がかかるから無理」と諦めていたメニューが、選択肢として気軽に浮かぶようになったことは、日々の献立の幅を広げてくれる大きな後押しになった。
国内メーカーのオーブンレンジとの比較
国内メーカー(パナソニック、シャープなど)のオーブンレンジと比較すると、以下のような違いが見えてくる。
- エアフライ機能への特化度:Ninja Foodiは揚げ物のような食感を再現することに特化しており、この点では専門性が高い
- 電子レンジ機能の有無:国内メーカーのオーブンレンジは電子レンジ機能を標準搭載していることが多いが、Ninja Foodiのモデルによっては電子レンジ機能がない場合がある
- 予熱の速さ:Ninja Foodiは比較的予熱が早い傾向がある
- お手入れのしやすさ:どちらも取り外し可能なパーツが多く、大きな差はない
「電子レンジ機能も含めて1台で完結させたい」なら国内メーカーのオーブンレンジ、「揚げ物調理の質を特に重視したい」ならNinja Foodiという住み分けになるだろう。
すでに電子レンジを所有していて買い替える予定がないなら、揚げ物特化型としてNinja Foodiを追加するという選択肢も、キッチン家電全体のバランスを考えると現実的な判断だと言える。
モデル選びで失敗しないためのチェックポイント
Ninja Foodiには複数のモデルが展開されているため、選び方のポイントを整理しておく。
① 家族の人数に応じた容量を選ぶ
一人暮らしや少人数世帯ならコンパクトモデル、家族での使用ならより大容量のモデルを検討したい。
② 必要な調理モードを確認する
揚げ物中心ならエアフライ機能特化型、オーブン料理も重視するなら多機能なエアフライヤーオーブンを選びたい。
③ 設置スペースを事前に確認する
本体サイズがそれなりに大きいため、キッチンカウンターの設置予定スペースを実測しておくことをおすすめする。
④ 電子レンジ機能の有無を確認する
電子レンジとしての機能も求めるなら、対応モデルかどうかを事前に確認しておく必要がある。
⑤ お手入れのしやすさを確認する
食洗機対応のパーツが多いモデルを選ぶことで、日々のメンテナンスの負担を減らせる。
口コミ・SNSで見えてきた利用者の傾向
料理系ブログやAmazonレビューを横断的にリサーチしていく中で、いくつかの共通した傾向が見えてきた。
ポジティブな声で多かったもの
- 「油はねの心配がなくなり、揚げ物のハードルが大きく下がった」という気軽さへの高評価
- 「複数の調理モードがあり、1台で幅広い料理をカバーできている」という汎用性への評価
- 「予熱が早く、忙しい平日でも気軽にオーブン料理を作れるようになった」という時短効果に関する声
- 「お手入れが簡単で、揚げ物後の後片付けのストレスが大幅に減った」というメンテナンス性への肯定的な声
ネガティブな声・注意点として多かったもの
- 「本体が思ったより大きく、置き場所に悩んだ」という設置スペースに関する指摘
- 「動作音がそれなりに大きく、集合住宅では少し気を使う」という静音性に関する声
- 「大量調理には向かず、複数回に分けて作る必要があった」という容量に関する率直な指摘
- 「加熱時間の見極めに、最初は試行錯誤が必要だった」という慣れが必要という声
総じて、「揚げ物への心理的ハードルを下げたい」という切実なニーズを持つ層から強い支持を集めている一方で、設置スペースや動作音といった注意点も一定数指摘されている。
購入前に自宅のキッチンスペースと使用シーンをイメージしておくことで、満足度の高い選択につながるだろう。
一度使い始めると、他の調理家電よりも稼働頻度が圧倒的に高くなったという声が多いのも、この製品ならではの特徴的な傾向だと言えるだろう。
よくある質問(FAQ)
Q. 本当に揚げ物のような食感になりますか?
A. 少ない油でも表面のカリッとした食感を再現できますが、天ぷらのように衣が厚い料理では、従来の揚げ物とは多少異なる軽い食感になる傾向があります。
Q. 電子レンジの代わりになりますか?
A. モデルによります。
電子レンジ機能を搭載していないモデルもあるため、購入前に対応機能を確認することをおすすめします。
Q. お手入れは大変ですか?
A. バスケットやトレイが取り外し可能で、食洗機対応のパーツも多く、比較的簡単にお手入れできます。
Q. どれくらいの量を一度に調理できますか?
A. モデルによって容量が異なります。
家族の人数に応じて、適切な容量のモデルを選ぶことをおすすめします。
Q. 動作音はどれくらいですか?
A. ファンが高速回転する仕組み上、それなりの音がします。
集合住宅などでは、使用時間帯に配慮するとよいでしょう。
Q. 国内メーカーのオーブンレンジとどちらがおすすめですか?
A. 電子レンジ機能も含めて1台で完結させたいなら国内メーカー、揚げ物調理の質を特に重視したいならNinja Foodiがおすすめです。
Q. 冷凍食品の調理にも使えますか?
A. 冷凍のフライドポテトや唐揚げなどを、揚げ油を使わずにカリッと仕上げられるため、多くの利用者が日常的に活用しています。
Q. 電気代はどれくらいかかりますか?
A. 使用時間や調理内容によって変動しますが、予熱時間が短い分、従来のオーブンと比較して電気代を抑えられる傾向があります。
油の使用量削減がもたらす健康面のメリット
Ninja Foodiを使い始めてから、日々の食事における油の摂取量が自然と減っていることに気づかされた。
従来の揚げ油をたっぷり使った調理法と比較すると、エアフライ調理は使用する油の量を大幅に削減できるため、カロリーコントロールを意識している人にとっても嬉しい変化になるはずだ。
実際に、健康診断で中性脂肪の数値を指摘されたことをきっかけにエアフライヤーの導入を検討したという声も、口コミの中で複数見かけた。
もちろん、エアフライ調理だけで健康的な食生活のすべてが完結するわけではないが、揚げ物という「油を多く摂取しがちな調理法」への依存を減らせるという意味では、日々の食生活の質を底上げしてくれる存在だと感じている。
罪悪感を抱きながら揚げ物を食べるのではなく、少し気持ちを軽くしながら楽しめるようになったことは、精神的な満足度という面でも大きな変化だった。
家族の食卓に生まれた変化
実際に子供のいる家庭で使用してみたところ、これまで手作りするのを躊躇していた唐揚げやフライドポテトを、気軽に食卓に出せるようになったという変化があった。
市販の冷凍食品も、Ninja Foodiを使うことで、揚げ油を使わずにカリッとした食感に仕上げられるため、忙しい日の夕食準備の強い味方になっている。
子供たちからも「サクサクで美味しい」という反応が多く、家族の食卓における満足度が確実に上がったと実感している。
好き嫌いの多かった子供が、揚げたての野菜フリットを喜んで食べるようになったことも、想定していなかった嬉しい発見だった。
揚げ物という、これまで「特別な日のごちそう」だった料理が、日常的に気軽に作れるメニューへと変わったことは、この製品がもたらしてくれた大きな価値の一つだ。
週末になると「今日は何を揚げようか」と家族で話し合うようになったことも、これまでの食生活にはなかった新しい楽しみだと感じている。
まとめ:総合評価と購入判断
Ninja Foodiを実際に使ってみて感じたのは、「揚げ物というハードルの高い調理を、驚くほど気軽なものに変えてくれる」ということだった。
少ない油での揚げ物のような仕上がり、油はねの心配がない気軽さ、そして複数の調理モードによる汎用性は、日々の食卓のバリエーションを確実に広げてくれるものだった。
設置スペースや動作音、大量調理への対応力といった注意点はあるものの、これらは「揚げ物調理へのハードルを下げる」という本質的な価値を損なうものではないと感じている。
「揚げ物は面倒で避けてきた」「オーブン料理をもっと気軽に楽しみたい」という人にとって、Ninja Foodiは、日々の食卓を確実に豊かにしてくれる、投資する価値のある一台だ。
面倒だからと諦めていた料理が、気軽に作れる日常の一品へと変わったことこそが、この製品がもたらしてくれた一番の変化だった。
家族の「また作って」という一言が、日々の料理へのモチベーションを支えてくれる存在になっている。
その積み重ねが、日々の食卓をより温かいものに変えてくれていると、心から実感している。
















